MM2Hビザを取らなくても
3ヶ月ごとに一度マレーシア国外に出るなら
マレーシアに滞在できるとされてきました。
(ビザがなくて困るのは銀行口座をつくれないことくらいです。)
しかし
日本人でも長期間マレーシアに滞在していると、
3ヶ月ごとのチョップが通用しにくくなってきました。
最近
・滞在期間を短縮される(1-2週間から1ヶ月など)
・所持金を調べられる
・帰りの航空券を購入しないと入国を認めない
(以上は出国カードに記載されます。)
・最悪の場合強制送還される
ことが起きています。

(そのほか日本を出国するときに必ず帰国すると「誓約書」を求められた例もあります。)
一度イミグレーションから要注意人物として目を付けられると、
次回からの入国に問題が起きます。
・地方のイミグレ(港や空港)
・ハリラヤなどの祝日
でも確実にチェックされます。

※要注意人物の場合パスポートの一部をスキャナーにかけると、
音は鳴りませんが自動的にイミグレ担当者のパソコンが警告します。
最近は、マレーシアでも不法滞在している外国人(ほとんどが不法労働者)の強制送還が起きています。
日本人でも聞く話では
・若い人(労働可能な人)
・単身者
を特にチェックしているようです。
(家族を残してマレーシアで不法に働いていると疑われるようです。)
しかし、若い夫婦でも来馬目的をたずねられることがあります。
ところで、マレーシアの取り決めでは、
・1回のマレーシア滞在では最長90日
・年間合計180日の滞在
となっています。
空港など一度に大勢の審査をするところでは
一人一人の旅行者の年間滞在日数を調べられないと言われています。
しかし、コンピュータを導入すれば年間滞在日数を計算することは簡単でしょう。
ビザなしでマレーシアに長期滞在するには
長期間マレーシアに滞在できるのはマレーシアに来て欲しい外国人、
つまり
・マレーシアでお金をどんどん使う人
・犯罪に関係しない人
とみなされる必要があるでしょう。
でも、いくら口で説明しても証明するものがなければいけません。
長期滞在したい人はどうしたらよいかと考えてみると
・親のMM2Hビザや就労ビザ〔ワークパーミット〕)のコピーを持つ。
(親の世話などを理由にできる?)
・マレーシアで働く必要がないことを証明する英語の銀行預金明細
(本人名義、できれば数ヶ月分の明細〔現金は危険〕)
をイミグレに提示する程度しか考えられません。
※英語の残高明細は、
・シティバンク:受取る残高明細を日本語から英語に替える
・ソニー銀行:書類を請求すると簡単に英文残高証明を作成(有料)
ことで対応できます。
(その他の銀行は手間と時間がかかります。)
でも、一番の方法はイミグレ担当者に、
『マレーシアで働く必要のない「お金と暇のある若い人」』と見てもらうことでしょう。
リーマンショック以降世界の情勢は変わってしまい
簡単に世界中を移動できる次代はすでに終わったのかもしれません。